パンうめぇ

園児ニアの日記帳

【TOEIC】1年半かけて475→700まで上げました

久しぶりの更新です.気付いたら社会人2年目になってしまいました,kanekouです.

大学院の頃,自分の英語力の無さに危機感を覚え,TOEICの勉強を始めました.約1年半で200点ちょい点数を上げ,社会人1年目で700点に到達することができました.最後の受験から少し時間が経ってしまったのですが,ここで振り返りたいなと思い,この記事を書いてます.

実際の点数の変位はこちらです.

TOIEC 点数推移

2021年5月頃から勉強を始め,2021年7月から基本的に月一ペースで試験を受けていました.じわじわと点数を伸ばし,700点まで辿り着きました.院生のうちに何とか600点まで辿り着き(2022/1/30),そこから9ヶ月ぐらいで700点にたどり着いた感じです(2022/10/23).その後はまた600点台を右往左往してたのですが,技術周りの勉強に時間をかけることにしたため,2023/3/5を最後に中断という形となっています.

なぜTOEICを受講しようと思ったか

エンジニア希望にも関わらず英語と数学への苦手意識があり,コンプレックスに感じていたためです.一定点数以上を取らなきゃいけない,というような外的要因はなかったので,当初は2年ぐらいかけてゆる〜く勉強していこうと思ってました.

筆者の英語力はこんな感じでした.

  • 受験生時代: センター試験90点ぐらい(200点満点中)
  • 大学生時代: TOEIC300点台
  • 院1年初期: 400後半(院進テストでTOEIC IPテスト受験)

リーディング,リスニング共にダメダメですが,特に文法への苦手意識がすごかったです.

学習指針

継続することを最優先としました.その中で,以下の指針を掲げました.

  1. モチベに頼らない
  2. 「やらないと気持ち悪い」に落とし込むことを目標とする
  3. 最低ラインを決める

1.については,自身が飽き性なので,やる気に頼ると間違いなく続かないことが目に見えていたためです.また,そもそもやる気のある日があれば,やる気のない日もあり,これはコントロール不可だと考えています.継続するためには,モチベに頼らない設計を行う必要があると考えました. とはいえやる気はあるに越したことはないと思うので,英語の発音がかっこいい曲だったり,英語系YouTuberの動画を見たりして,できるだけモチベを上げるようにはしていました.

2.は1.の対応策として考えました.歯磨きのように,やらないと寝る前に「なんか気持ち悪いな,,,」と思う状態を作り出すことで,モチベを上げるよりも継続力を高められると思いました(歯磨きにやる気は必要ないと思う🪥).

3.は2.を実現するために実践した具体的な方法です.最低30分学べばその日はOK!とすることで,達成ハードルを下げます.そうすると容易に成功体験を得られるため,習慣化につながると考えました. 習慣化の天敵は「完璧主義」だと考えています.100%を求めると,それが崩れた時にやる気を失うリスクがあるので,30%ぐらいの低い目標を設定することとしました.

1日の学習内容

学生時代は多い時で2h程,朝に勉強していました. 社会人になってからは平均1.5h勉強していました.社会人は時間を取るのが厳しくなったので,出社の日は電車の時間も活用し,行き帰り計1hの間も英語の時間に当てました(帰宅して残り30min学習する感じ).個人的には,家より電車の時間の方が集中できました.電車時間はabceedというアプリを使って学習してたのですが,スマホ片手間で学習できるのでかなりおすすめです(TOEIC900点の後輩もabceedをやり込んでいました).

www.abceed.com

社会人の1.5hの内訳ですが,700点いったあたり(2023/10/23)から中断するまで(2023/03/05)は以下の学習を30minずつ行なっていました.

  • 単語
  • 文法(1日交互)
  • 長文読解(1日交互)
  • リスニング(公式問題集を解いたのち,シャドーイング)

文法と長文読解は交互に行なっていました.

色々やり方を変えて取り組んではいたのですが,以上のプログラムが一番無理なく続いたかな〜と思います.本当に仕事で疲れている時はシャドーイングのみ行うか,何もせずアニメ見て寝てました( ˘ω˘ )

単語と文法はabceed 主体で勉強しました.サクサク進むので空いた時間に片手間でできます.単語はabcced内でわからない単語があると直ぐに単語帳に登録できるため便利です.

長文読解は,中断する辺り(2023/03/05)はabceedで学習していたのですが,700点に到達した時(2023/10/23)は公式問題集を解きまくっていました.

学んでて楽しかったこと

2022/9/11あたりからリスニングの点数が急に伸びたのが嬉しかったです.公式問題集を解いたからなのか,シャドーイングが効いたからなのかはわかりませんが,リスニングってある時に劇的に伸びるんですよね...あと,国際学会の研究発表で何を言っているのか聞き取れたり,好きな海外バンドのMCで言っていることがわかってきたりして,テンションが上がりました🤘

TOEICの点数推移を見るのも楽しいです.TOEICは専用サイトで今までの点数が見れるので,数字で成長を感じてました.

苦しかったこと

  • 文法の壁
  • 長文読解のスピード

です.文法を疎かにしても500点台は行くのですが,安定して600点台を取るには本番7割ぐらい取れないと厳しかったです.おそらく長文読解のスピードと正確性にも文法知識が繋がってくると思います(感覚で解けるのはネイティブだけだと思う).基礎固めとして文法を徹底的に勉強するのが重要だと実感しました.

長文読解は未だ課題で,伸び悩んでいるところです.本番で最後の10問を残して終えることが多く,まだまだ改善の余地があるなーと思います.解けなかった問題が多い回は点数も低く,スピードと正確性は比例していると感じました.

おすすめ教材

公式問題集がコスパ最強だと思います.

700点に到達した時,part7は公式問題集を解きまくっていた記憶があります(リスニングも基本公式問題集).アプリで出される問題よりも問題難易度は低いのですが,本番と傾向がかなり似通っている印象です.

公式問題集はコスパ最高なのですが,家でどっしり構えないと勉強できないのが難点です.語学学習で最重要なのは継続だと思います.続ける上では,隙間時間にさっと勉強できる環境づくりを作り,学習ハードルを下げることが重要と考えます.そこで文法や単語の勉強は,スマホの学習アプリを利用するのをおすすめします.個人的には,以下の理由でabceedをお勧めします.

  • AIが自身に合った問題をレコメンドしてくれる
  • アプリ内で様々な教材を購入して利用できるので,かさばらない
  • PC, スマホ, タブレット間での連携←めちゃくちゃ良い

TOEICやっててよかったこと

英語サイトやエラーメッセージの目grep力の向上

英語を瞬間的に理解する力が上がったと思います.調べ物をする上で,さっと英語を読んで気になったものを翻訳アプリに掛け詳細を読む,という動きができるようになり,良い情報に早く辿り着けるようになったかなと感じてます.また,英語サイトを避けて調べるということも減り(無くなってはいない),公式リファレンスやGithub issue等の信頼性の高い情報源から情報を取得できるようになってきたと思います.

関数名,変数名の命名意識

関数名や変数名を命名する際に,文法と単語そのものの意味をちゃんと考えるようになりました.

文法の知識は命名時にかなり役立つ印象です.

習慣化のメソッドを得た

何かを続ける上で意識すべきことを学び,血肉にできたと思います.

英語だけでなく,様々な学びに応用できそうです.(ブログ書くのも習慣化したいが...)

自己肯定感が高まった

年単位の習慣化の成功体験を得たので,自己肯定感が高まりました.何かしら取り組んだことがうまくいかない場合でも,容易にめげなくなったと思います.

全体所感

英語に関するコンプレックス自体は払拭できたのかなと思います.(とりあえず読み聞きは,平均よりもできるようになったのかなと思います)

外敵要因がないものに対し,計画を立て年単位で継続するという経験があまりなかったので,結果を出せたのは大きな自信になりました.実際,自身の力不足を感じて落ち込んでいる時など,TOEICの経験を思い出すと元気をもらえます.

この1年半の間,色んな出来事がありましたが(国際学会登壇,就職,騒音問題からの引っ越し,不眠等),「頑張り過ぎない」ことを意識したおかげで,なんだかんだ続けられたのかなと思います.

最終目標の800点には到達していないですし,英語を喋れるようにもなりたいので,またいつか学習を再開しようとは思います.しかし今は,それよりも早く一人前のエンジニアになりたいので,当分は技術の勉強をしていきます.あとアルゴリズムの勉強も再開したいです.数字に強いエンジニアになりたい.

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