パンうめぇ

園児ニアの日記帳

技育祭1日目参加レポート 2021

3/11に開かれた技育祭2021に参加した.1日目の参加レポートとなる.

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これからの社会の変化と若者に求められるあり方とは

東京大学大学院工学系研究科 松尾 教授の講演.

の二部構成となる.

現在の人工知能の流れ

画像の埋め合わせ処理に関して,空間の周辺情報から画像を補完できることを知り,より人間の脳に近づいていることに驚いた. またgpt-3を用いた自然言語処理の分野では,英文を書くだけでHTMLとJSのコードが自動生成されるサンプルにフロントエンドの可能性を感じた. コンピュータが意思や自我に近いような挙動に近づいている印象を受けた.

若者に求められるマインドセット

マインドセットについては,「自身をメタ認知し,やり方を工夫する必要がある必要がある」と述べられており共感の多い内容だった. 私自身,能力があまり高くないと認識した上で

  • 「どのように努力すればいいか」

  • 「どの方法に努力すればいいか」

生存戦略を立てることばかり考えてきたので,有効な思考法だということを確信できた. メタ認知をする上で必要なのは自己分析だと思うので,

  • 自分がやってて楽しいこと

  • やる気を失うこと

  • 得意なこと

  • 苦手なこと

をしっかり把握し,自身の車体をこれからもうまくコントロールしていこうと思う.

非連続な成長を遂げるエンジニアに共通する7つの特徴

株式会社ディー・エヌ・エー CTO 小林さんの講演. 成長するエンジニアの7つの特徴についてお話をいただいた.

7つの特徴

  1. アウトプットが全て!
  2. 高く跳ぶために深く沈め!
  3. 変化に柔軟で且つ挑戦し続けろ!
  4. 制約条件を乗り越えろ!
  5. ワクワクしないことをするな!
  6. 失敗を恐れるな!
  7. 人の目を気にするな!

「高く飛ぶために深く沈め!」では,技術の「なぜ?」の仕組みを理解することの重要性を再認識できた. 幅優先探索の思考になりがちなので,疑問に思ったことは深さ優先探索を意識し,深堀する必要があると思う.

「制約条件を乗り越えろ!」での「制約条件は逆にチャンス」という話も面白かった. あえて大黒柱を抜くことで制約をつけるマネジメントを取るらしい. 属人化の観点で有効な取り組みだと感じた.

「失敗を恐れるな!」では,失敗を恐れることで失敗する経験を失ってしまうという話が心に残った. 成功するためには失敗を重ねることが大事だと考えているので,失敗をマネージメントする経験を失うのは大きな損失だと思う.

「人の目を気にするな」では,自身の軸を定める考えに共感した. 自身が何をしたいのか軸を定めないと,他人との比較で苦しむ. 例えば就活では,「大手企業に行くことが幸せ!」みたいな同調圧力があると思う. 軸を定めないと,大手企業に受かったとしても「なんか違うな...」となる危険性が考えられる. 軸を定め,他人の意見を参考意見として取捨選択するよう意識しようと思った.

日本におけるEdTechの今後の進化

株式会社ドワンゴ 顧問 川上さんの講演. N高の秘密(上と違うw)というタイトルで発表していただいた. N高は遠足もVRで開催してるというニュースを見て,色々ブっ飛んでいるなと感じていた.

N高の同好会が多種多様かつ本格的で驚いた. e-sport部の規模が800人で凄まじく,プロに教えてもらえる点もすごい. 美術部にも興味が湧いた.こちらは更に多く900人いるらしい. いろんな作品を見てみたいと思った. 極めたい意思があれば最高の環境だ.

「人間が教えることが優位だと思われている点も,全て最後はデジタルが勝つ」と言い切る点がすごいと感じた. 確かにVRを使えば対面の課題は解決できそうな気がする. 特に英語だと,オンラインで容易にネイティブと対話できそうな点は魅力的だ.

最後質問で「エヴァ見ましたか?」の質問に対し「僕制作側です」と答えたところが面白かった.

エンジニアとしてどう生きていくか ~20年の技術変革から考える生存戦略~

グリー株式会社 取締役 藤本さんの講演. これから技術をどう勉強していけば良いかについてお話しをいただいた. 言語の変化スピードはそうそう変わらず,安心して好きな言語を学んでほしいという内容が印象的だった.

安心したのと,ある程度特定の言語ができるようになったのち,

を意識して他言語に取り組むと比較対象ができ,理解が進むのではないかと考えた.

技術の世界は深く広いので,好きなことから貪欲に取り組み,深堀していこうと思う.

所感

マインドセットに関する講演を選択して聞いた. 自分の好きな技術を更に深堀し,アウトプットを引き続き意識していこうと思えた.